情報システム論・情報デザイン論

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help リーダーに追加 RSS 第五回情報デザイン論 インターネット時代の情報デザイン

<<   作成日時 : 2007/05/23 21:02   >>

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インターネット時代の情報デザイン

目次
・はじめに
・情報デザインとは
・以前の情報デザイン
・インターネット時代の情報デザイン
・結論
・参考文献

はじめに
 インターネットの普及によって、私達のコミュニケーションに変化をもたらした。それは、文字で表現される情報を、世界中の人々に、自由に、直接交換することができ、従来のコミュニケーション手段とは全く異なったグローバルを視野に入れたものとなった。この時、以前の情報デザインと一体どう変わったのか説明した。

情報デザインとは
 情報デザインとは一体何か?情報デザインとは、人間の活動全てに関わる情報を、的確な「かたち」にして表現したり、それを人から人へと伝えたり、多くの人々の間で共有するための営為である。例えば、目覚まし時計の表示・機械の操作方法・広告・車窓の風景、これら全てが情報デザインである。つまり情報デザインは、私達が普段何気なく行っている行為や、見たり感じたりしているモノ・コトの中に溢れている。この情報デザインを、私達は身体を使い、読み取りながら生活をしている。また自らも情報をデザインしている。

インターネットが発達する以前の情報デザインとは
 インターネットが急速に発展する以前には、どのような情報デザインがあったのだろうか?
インターネットが普及する以前のコミュニケーションモデルは、主にマスコミュニケーションモデルが主流だと思われる。これは、一人の情報送信者が多数の受信者に向けて、情報を送信するものであり、受信者は応答することはできない。例えば、テレビコマーシャル・ラジオ放送・授業・などが挙げられる。テレビ放送で言えば、視聴者がどんなことを感じたとか、確認を取うことができない。一方で受信者は、情報が流れているその場にいなければ、情報提供をされることがない。
 つまりこの時の情報デザインは、情報を受けたその場で形成されるしかなった。

インターネット時代の情報デザイン
 1993年、WWW(World Wide Web)の実用化したことによって、インターネットは、爆発的に拡大した。インターネットによって世界中の人々との間で瞬時に、自由に情報の交換や共有が可能となった。またそれまで主流だったマスコミュニケーションから、双方向的なインタラクティブ・コミュニケーションへと変換しつつある。これは、例えば、電子掲示板やメールなどが代表的な例として挙げられる。今まで、一方的に情報を受けるしかなかった受信者が反応することができ、また時間や場所の制約を受けない。電子メールで例えるならば、送信者がメールを送ってから、受信者がメールが届いていることに気づくのが数時間かかっていてもコミュニケーションは成立しているのだ。
 つまり、インターネットの介入によって人々は、今その場にないものでもすぐに情報デザインとして形成することができる。情報をデザインする時、互いが確認応答と双方向性を持つことが出来るようになった。また、文字・音声・映像など様々な情報を数値で表現するデジタル・コミュニケーションも可能となり、一度に大量の情報を圧縮し、同時に伝達できるようになった。さらに、数値データということから、情報が再利用できるといった点もある。デジタル情報は数値であるから、複製しても劣化しない。つまり、ある場所から伝達された情報は、そのまま別の場所へ再伝達したり、元の情報を加工するなど、自由に扱うことができる。

結論
 インターネットの急激な拡大によって、私達は容易に双方向性のあるコミュニケーションを可能とした。そのことにより、従来の情報デザインと決定的に異なる点がでてきた。それは、今現在、目の前にない事象・モノについても情報をデザインできることである。このことによって、私達はかなり生活が便利になった。今後ますます便利なツールが現れてくるに違いない。
 だが、忘れてはならないことがある。本来、情報デザインとは、子供から老人まで全ての者に関わる営みである。ゆえに、全ての者が対等に情報デザインを形成できる場が設けられていなければならないはずだ。しかし現実には、老人・障害者を始め、インターネットが普及していない国がたくさんある。現在では、情報後進国に対しては、毎年ISOC(インターネット・ソサエティ)の国際会議であるINETが毎年、インターネット発展途上国に対して、インターネットに関わるトレーニングをし、彼らに技術移転をする、といったイベントが行われている。しかしこれだけでは、まだまだ不十分であろう。目先の利得よりも、これらの人々に対して、対等に情報デザインを形成できるような環境を作りあげていく必要性を忘れてはならない、と私は考える。

参考文献
情報デザイン入門 渡辺保史 平凡社新書 2001
インターネットU 村井純 岩波新書 1998
電子社会の法と経済 石黒一憲 岩波書店 2003
インターネットコミュニケーション 和田悟 近藤佐保子 1999 

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